スピーキング(英検(英語検定)対策基礎講座)

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スピーキング


面接試験の流れを把握しよう

・ 入室の瞬間から、英語モードに気分を切り替えるとよいでしょう。簡単な挨拶、“Hello, How are you?”が自然に口から出てくるようにすればリラックスしてスターとすることができるはずです。試験官に“Have a seat, please”など座るように指示されてから着席します。
・ まずは名前や受験番号の確認、そして簡単な会話があります。簡単な自己紹介などを事前に準備して練習しておくと、いざというときにあたふたせずに済みます。
・ 簡単な会話の後は、問題カードを渡されます。20秒間ほど黙読し、内容を把握します。まずは落ち着いて、内容の要点をつかむようにしてください。
・ 今度は、先ほど黙読したカードの内容を音読します。試験官が聞き取れるように、ハッキリとした大きな声で(大声を出す必要はありませんが)読むことが大切です。恥ずかしがって、モゴモゴしたりボソボソ読んだりすると減点の対象となってしまうので気をつけましょう。また、正しいアクセントやイントネーションを心がけで読みましょう。
・ 面接官が、問題の「文章」や「イラスト」について4つ質問をしますので、落ち着いて英語で答えます。質問に対して、受験者が同意するかしないか、またその理由を聞かれます。最後に、問題と関連しない一般的な質問がありますので、自分の考えを簡潔に分かりやすく答えるよう心がけましょう。

「私なら~します」という表現を身に付ける

カードを見て、「イラストの中の登場人物があなただったらどうしますか?」という質問を受けることがあります。If you were ~, what would you do?(もしあなたが~だったら、あなたはどうしますか)という仮定法過去のかたちを覚えておきましょう。仮定法過去は現在の事実とは異なる仮定「もし~なら、~するだろうに」を表現する文法です。

If+主語+動詞の過去形、主語+would(should / could / might)+動詞の原形
この文型をつかって、仮定法過去のかたちをつくります。

(例)If you were the person in the fourth picture, what would you do?
  (もしあなたが、この4つ目の絵の中の人物だったらどうしますか?)

・応答の仕方
上のような質問に対しては、『私だったら~するだろう』と答えます。
(例)I would complain that I have been unfairly treated.
  (私だったら、自分が不当に扱われていると苦情を言うだろう。)
(例)I would buy a country house, if I became a millionaire.
(もし私が百万長者になったら、田舎に邸宅を買うだろう。)

英語で意見をスムーズに言えるようにする(1)

英検2級以上の面接試験になると、「~についてどう思いますか?」と独自の意見を求められることがあります。ネイティブ・スピーカーが自分の意見を言う時によく使う英語の表現を覚えておくと、よりスムーズで流暢な会話を展開することができます。

☆ 質問内容について同意するとき
・ I agree.
・ I suppose so.
・ I couldn’t agree more.
・ Yes, that’s true.
・ Yes, to a certain extent…
・ That sounds a good idea.

☆ 質問内容について同意しないとき
・ I agree up to a point, but…(少しは同意できるが、でも~…と理由を述べる)
・ Well, actually I’m not sure I agree with that.
・ I disagree.
・ Actually, I think it’s more important…
・ I can’t accept that.

☆ 自分の意見を述べるとき
・ I think…
・ Personally, I…
・ As far as I’m concerned…
・ It’s quite clear to me that…
・ It’s very hard to say, but…
・ I just don’t think it’s…
・ I don’t think it matters…
・ That’s why I feel that…

英語で意見をスムーズに言えるようにする(2)

英検2級以上の面接試験では、社会的知識と論理性も問われてきます。常に社会性の高い分野がトピックとなりますので、時事問題には敏感になっておきましょう。社会問題については、「なぜそう思うのか」また「それはどう解決できるか」など、自分の意見を深く述べられるようにする必要があります。日ごろから洋書雑誌(英語)、英字新聞、またネットで英字サイトなどの時事ニュースに目を通し、時事問題について関心を持っておくことが大切です。面接試験のシミュレーションとしてニュースなどの感想を英語で書きとめておくと、自分の意見を英語で述べるトレーニングにもなるので効果的です。

おすすめの教材

① 英字新聞を読む:環境問題や政治・経済、科学などの社会性の高い話題を選んで読んでみましょう。なじみの薄い難しい語彙に触れる絶好の機会です。
・ The Japan Times Weekly (http://www.japantimes.co.jp/weekly/)
・ The Japan Times Online (http://www.japantimes.co.jp/)
・ BBC WORLD NEWS (http://news.bbc.co.uk/)

② 日記を書く:時事英語ニュースを読んだ後に、その感想を英語で書いてみるというトレーニングは非常に効果的です。自分の意見を英語で考える習慣をつけることによって、面接試験でもスムーズに答えることができるようになります。英文を書きなれることで、文法を正確に把握することもできますので、是非おすすめしたい勉強法です。どうしても添削が必要な場合は、英語日記を添削してくれる(だいたいは有料ですが)サイトもありますので、そちらに送ってみるのもよいでしょう。


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