文法(英検(英語検定)対策基礎講座)

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文法

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英文法を習得する方法

英文法は英語を習得していく上で大事な骨組みとなる重要なポイントです。しかし、ルールさえ把握すればそう難しいものではないので、勉強していて一番やりがいのあるところだと思います。英検攻略のカギとなる英文法は、使役動詞や関係代名詞、仮定法、助動詞などです。ポイントを抑えて効率よく学んで行きましょう。

使役動詞構文

make, let, haveは、いわゆる使役動詞として使われることがあります。これらの使役動詞+目的語+動詞の形で、「~させる」という意味の文を作ることが出来ます。

make+目的語+原形

ここでのmakeには、「強制的に~させる」という意味合いが含まれます。
(例)My mother made me clean up my room.
(私の母は、私に部屋の掃除をさせた)

et+目的語+原形

letは、「~させてあげる」という意味です。
(例)Let me help you carry your bags.
(私に荷物を運ばせてください)

have+目的語+原形

ここでのhaveには、間接的に「~をさせる」という意味があります。
(例)I’ll have my friend pick you up.
(私の友人に迎えに行かせます)

have+目的語+過去分詞のかたちも覚えておきましょう。

have+目的語+過去分詞

この場合のhaveは、「~してもらう」という意味になります。
(例)I had my hair cut.
(髪の毛を切ってもらった)
(例2)I had my car repaired.
(車を修理してもらった)


関係代名詞

(1)Who (主格)

①I met a woman who can speak French.(私はフランス語を話せる女性に会った)
上の文章は、以下の二つの文章を一つの文にしたものです。
(a)I met a woman. (b) She can speak French.
(私は女性に会った) (彼女はフランス語が話せる)

(b)の文のSheを関係代名詞のwhoに変えて、(a)の先行詞a womanの後ろに直接結びつけることによって、who以下の文がa womanを説明するかたちになります。
つまりa woman who can speak French.(フランス語が話せる女性)となり、①は「フランス語が話せる女性に会った」という意味になります。

(2)Whose (所有格)

① I met a woman whose farther was a Prime Minister.
(私は父親が首相だった女性に会った)
上の文章は、以下の二つの文章を一つの文にしたものです。
(a)I met a woman. (b) Her father was a Prime Minister.
(私は女性に会った) (彼女の父親は首相だった)

(b)の文のHerをwhoseに変えて、(a)のa womanの後ろに直接結びつけることによって、whose以下の文がa womanを説明するかたちになります。
つまりa woman whose father was a Prime Minister.(父親が首相だった女性)となり、①は「父親が首相だった女性に会った」という意味になります。

(3)Which (主・目的格)

Whichは、先行詞が物事や動物の場合に使われます。
① Where is my cake which was in the fridge?
(冷蔵庫にあった私のケーキはどこ?)
上の文章は、以下の二つの文章を一つの文にしたものです。
(a)Where is my cake? (b) It was in the fridge.
(私のケーキはどこ?) (それは冷蔵庫の中にありました)

(b)の文のItをwhichに変えて、(a)の先行詞my cakeの後ろに直接結びつけることによって、which以下の文がmy cakeを説明するかたちになります。
つまりmy cake which was in the fridge.(冷蔵庫にあった私のケーキ)となり、①は「冷蔵庫にあった私のケーキはどこ?」という意味になります。


仮定法

仮定法過去

仮定法過去は現在の事実とは異なる仮定「もし~なら、~するだろうに」を表現する文法です。英検の面接・スピーキングテストにおいて使われますので確実に身に付けておきましょう。

If+主語+動詞の過去形、主語+would(should / could / might)+動詞の原形
この文型をつかって、仮定法過去のかたちをつくります。

① If I knew his numbers, I would phone him.
(私がもし彼の電話番号を知っていたら、彼に電話するのに)
上の文章は、「私」は実際には彼の電話番号を知らないので、彼に電話をかけることができないという現実があります。しかし、もし彼の番号を知っていたら電話をかけることができるのに、と仮定しているのです。

仮定法過去完了

仮定法過去完了は過去の事実とは異なる仮定「もし~だったら、~だっただろうに」という後悔を表します。

If+主語+過去分詞、主語+would(should / could / might)+have+過去分詞
この文型をつかって、仮定法過去完了のかたちをつくります。

① If I had seen you, I would have said hello.
(もしあなたを見かけていたら、挨拶しただろうに)
上の文章は、実際には「あなた」を見かけなかった過去の事実に反し、「もし見かけていたなら~」という仮定をしています。


助動詞

英検攻略のカギとなる助動詞+have+過去分詞のかたちを頭に入れておきましょう。助動詞+have+過去分詞は「~したかもしれない」あるいは「~すべきだった」という意味を表します。

might have+過去分詞

「~だったかもしれない」「~したかもしれない」という意味を表します。
You might have left your key in your car.
(あなたは車にカギを置いてきてしまったのかもしれない)

must have+過去分詞

「~だったに違いない」「~したに違いない」という意味を表します。
It must have been very expensive.
(それはとても高価だったのに違いない)

should have+過去分詞

「~すべきだった」という意味を表します。
You should have come to the party.
(あなたはパーティに来ればよかったのに)
You shouldn’t have eaten so much.
(あなたはそんなに食べなければよかったのに)


*「文法を制するものは、英語を制す」です。正確に英文法を理解し、何度も復習してみましょう。

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